岩木山お山参詣2011その2
2011年 09月 01日
岩木山「お山参詣」は、五穀豊穣と家内安全を祈願して行われる津軽地域最大の秋祭りです。
初日は向山(むかいやま)、この日は多くの人々が岩木山神社に参拝します。
そして二日目は宵山(よいやま)、津軽一円の地域からたくさんの参拝者の方々が登山囃子に合わせて行列を作って岩木山神社を目指して練り歩きます。
三日目の、旧暦8月1日に行われる朔日山(ついたちやま)、参拝者の方々は宵山の深夜に、岩木山山頂を目指して出発します。
そして岩木山山頂付近にてご来光に手を合わせます。
今日は、宵山の映像がありますのでその映像から流れてくる登山囃子をBGMにしながら写真を見るとより雰囲気が出ると思います。
相方が仕入れてきた情報によりますと、その年によって参加する団体の数が違い、今年は何組参加するか、何時に来るのか全然分からないらしいです。
この日は、これまでに4団体が参詣したそうですが、さて何団体参加したんでしょうね。
一般の方が多く参加するレッツウォークお山参詣は時間が決まっているのでほぼ確実に見られそうです。
懺悔懺悔(サイギサイギ) 過去の罪過を悔い改め神仏に告げこれを謝す。
六根懺悔(ドッコイサイギ) 人間の感ずる六つの根元。目・耳・鼻・舌・身・意の六根の迷いを捨てて汚れのない身になる。
御山八代(オヤマサハツダイ) 観音菩薩・弥勒菩薩・文殊菩薩・地蔵観音・普賢菩薩・不動明王・虚空蔵菩薩・金剛夜叉明王
金剛道者(コウゴウドウサ) 金剛石のように揺るぎない信仰を持つ巡礼を意味します。
一々礼拝(イーツニナノハイ) 八大柱の神仏を一柱ごとに礼拝する。
南無帰命頂礼(ナムキンミョウチョウライ) 身命をささげて仏菩薩に帰依し神仏のいましめに従う。
拡声器を持った方の渋めな声と津軽弁の調子で「サイギサイギ」・「ドッコイサイギ」・「オヤマサハツダイ」・「コウゴウドウサ」・「イーツニナノハイ」・「ナムキンミョウチョウライ」と唱和する感じは実に風情が有ります。
黄金色に輝く御幣は、カンナガラと呼ばれるヒバの木材をカンナで削って出た屑を使っているそうです。
この量のカンナ屑を作るのも大変な作業でしょうね!
ほんと、お山参詣の登山囃子は、心に響きますね!
歩く速さに合わせた、ゆったりとしたリズムが、実に心地いいです^^
お囃子を聞きながらブログを書くと、スラスラ書けます(笑)
横笛の旋律にも物凄く特徴が有りますね!
以前、何処かのテレビ番組で見た気がするんですが、多分お山参詣のお囃子専用の横笛だった気がします。
普通の横笛より長いと思いませんか?
風になびく御幣と少女・・・画になるね~(笑)
御幣の重さが気になっておりましたが、シャイなおじさんは声を掛けて聞く事が出来ませんでした(^_^;)
高さ10mの幟が威風堂々と登場です。
入場すると、大きな拍手が沸き起こります!
ロープで支えられ、バランスが取れると手放しです。
更には片手で持ちあげます!
すかさず場内から大きなはくすと声援が飛びます。
一通りパフォーマンスが終わると、参拝者の皆さんは参道を通って岩木山神社境内を目指します。
幟を地面に着けない様に運ぶらしいです。そこがまた見所らしいんですが、なんせ凄い人です(^_^;)
さて、岩木山神社に無事登拝の報告をした後は、楼門からバダラ踊りをして帰途につきます。
「いい山かげた朔日山かげた…バダラ、バダラ、バダラヨー」
※バダラ、バダラ…「跋折羅」=バサラ=おテンバ娘などのように極端にはしゃぐ。おどける。はめをはずす。
バダラ踊りは、登拝を無事すませたという喜びと、お山がそれぞれの願い事を聞き入れ登拝した方々に神通力が宿ったということを表現したものです。
この踊りも、とっても楽しそうでした!
お山参詣は、また行ってみたくなる素晴らしいお祭りですね!
しかしながら、仕事をしている身としては休みが合わないと中々見れないお祭りなんですよね。
最後は、朔日山の映像です。
いつかこんな風に登ってみたいですね!
参考にしたホームページ
秀峰 岩木山/お山参詣
岩木山ワールド by 岩木山観光協会
しっかり見たら、下から7枚目の左側にしゃがんでいる私が写っています(笑)。どうもタイミングが悪く、フィールダーさんのように良い写真は撮れませんでしたが、この雰囲気が感じられただけで満足して帰って来ました。
とにかく感動しながら写真撮ってました^^
同じ時間に同じ場所に居たんですね!!
残念ながらお会い出来なかったんですね。。。
お山参詣は、是非また行きたいと思います!
ホント雰囲気があって素晴らしいお祭りだと思います!!
コメントありがとうございま~す